計画同意までの期間は、玄海原発(佐賀)1年10カ月、伊方原発(愛媛)2年5カ月に比べ、泊原発はわずか「11カ月」でした。
日本共産党の大田勤・岩内町議(北海道)は「08年は北電が地域説明会を7カ所で連続的に開き、国や道がシンポを開くなど、あっという間だった。当時は『3月までにやらないと60億入ってこない』とうわさされていた」と振り返ります。
60億円の交付金は「地域振興計画」に基づいて、泊、共和、岩内、神恵内の周辺4町村に配分されます。長年の「原発マネー」で4町村の財政はゆがめられています。財政に占める発電所の固定資産税と原発交付金、21年間(1989〜2009年)の合計は、泊村546億円、共和町29億円、岩内町51億円、神恵内村27億円に達します。
プルサーマル導入にあたって4町村長は、高橋はるみ道知事に地域経済への配慮を要求。知事は09年3月、交付金の配分を検討すると約束しました。同知事は旧通産官僚。北電の役員から組織的な政治献金を受け、東京電力福島第1原発事故後、いち早く泊原発の営業運転再開を容認しました。
1年足らずの説明期間。国と道主催シンポで“やらせ”発覚、電力業界との癒着、巨額交付金―。安全や住民の納得より「プルサーマル導入先にありき」ではなかったのか……。
日本共産党の真下紀子道議は08年6月の予算特別委員会で「交付金と引きかえに危険性の増幅を押しつけるようなエネルギー政策の転換を求めるべきではない」と迫りました。
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2011.9.7
産炭地域振興・エネルギー問題調査特別委員会
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